マイナンバーとは

「マイナンバー」とは?

あなたが、日本国内で住民票を持っているならば、国籍・年齢・性別・健康状態などに関係なく、必ず「マイナンバー」と呼ばれる「個人番号」(12桁の数字で、同じ番号を持っている人は過去も未来もいません、あなた専用の番号です)が決められます。平成27年(2015年)10月以降、住民票のある市区町村からあなたの住所に「通知カード」が送付されてきて、「マイナンバー」は知らせてもらえます。この「マイナンバー」はあなたを表す番号として一生使い続けられます。
ちなみに、この「マイナンバー」は、「住民票コード」を変換して得られるものでありながら、「マイナンバー」から元になった「住民票コード」が復元できてはいけないもの、という要件が示されています。なぜわざわざ「住民票コード」を変換して得られるものと法律で定義しているのか、意図は不明です。政府が何度も導入を目指してきた「国民総背番号制」が遂に始まります。

 
マイナンバーキャラクター マイナちゃん
マイナンバー広報用キャラクター:マイナちゃん
 

「通知カード」とは?

「マイナンバー」を個人に通知するために、住民票のある市区町村からあなたの住所に送付されてくる書類です。
通知カードは紙製のカードで、券面表に個人番号(「マイナンバー」)、氏名、住所、生年月日、性別は記載されますが、顔写真は記載されません。券面裏は「追記欄」が設けられます。「個人番号カード」の申請を行わない方にとっては、「通知カード」は、ご自分の「マイナンバー」の証明書になりますので、大切に保管しておく必要があります。また。引越などで住所が変わった場合は、14日以内に役所に「通知カード」を提出する必要があります。また、「個人番号カード」の申請を行い、「個人番号カード」の交付を受けるときに「通知カード」は役所に返納しなければなりません。万が一、「通知カード」を紛失・破損した場合や追記欄の余白がなくなったときは、再交付申請書を提出して再交付が受けられます。
ちなみに、「通知カード」の大きさは、縦53.92 ㎜ 以 上54.03 ㎜ 以 下 横85.47 ㎜ 以 上85.72 ㎜ 以 下と定義されていて、住民基本台帳カードと同じ大きさです。これは、 縦53.98 mm×横85.60を中心にしたサイズです。縦53.98 mm×横85.60というのは、ISO/IEC 7810で規定されている身分証明書カードの4つの形状を定めた国際規格のうち、ID-1というクラスのサイズです。日本では、銀行のキャッシュカードやクレジットカードでお馴染みです。縦横が黄金比になっているので、こんな半端な数字のサイズになっています。
マイナンバー通知カード
出典:行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の規定による通知カード及び個人番号カード並びに情報提供ネットワークシステムによる特定個人情報の提供等に関する省令(総務省令第85号)

 

「個人番号カード」とは?

「個人番号カード」は、ICチップのついたカードで、表面に個人番号(「マイナンバー」)、氏名、住所、生年月日、性別と顔写真が記載され、裏面に「追記欄」が設けられます。本人確認のための身分証明書として使用できるほか、図書館カードや印鑑登録証など自治体等が条例で定めるサービスに利用できます。また、e-Tax等の電子申請等が行える電子証明書も標準搭載されますので、最初に4桁の暗証番号を設定する必要があります。個人の証明書としては住民基本台帳カードの後継であり、幅広い場面の活用が期待されています。住民全員に送付されてくる「通知カード」とは違って、各自で申請することによって発行してもらえます。「通知カード」と同様に、住所の変更時には役所に提出が必要ですし、紛失時も届ける必要があります。カード内に顔写真を入れているため、有効期限が設定されています。発行時20歳以上の場合は有効期限10年間、20歳未満は有効期限5年間です。期限が切れた場合は、返納するか、再交付申請をしなければなりません。
ちなみに、発行手数料は未定です。住民基本台帳カードの場合は、住基カード交付手数料(自治体ごとで決定、だいたい500円ぐらい)とは別に、電子証明書交付手数料500円が必要でした。「個人番号カード」は電子証明書標準搭載らしいので、電子証明書交付手数料は不要になるはずです。その分を従来の発行手数料に上乗せしてくるようなことはないとは思いますが、どうでしょうね。
マイナンバー個人番号カード
出典:特集-マイナンバー:政府広報オンライン